令和6年12月6日(金)に、令和6年度 第8回支部長会議を開催しました。
会長挨拶
本格的な冬を迎え、お身体に十分留意され年末を乗り切られることを願っております。
先日 前観光協会会長の斎藤文夫氏が逝去され告別式に出席してきた。2千人を超える参列者がおり、市長が弔辞を読まれていた。
川崎市の発展に貢献され、商業振興にも多大な影響があった人物であった。ご冥福をお祈りする。
◆川崎市の商業支援事業についての市商連の考え方について
※プレミアム商品券等補助事業に関する分析について
川崎市の商業振興施策について今後市商連と連携強化を図るため、市商連の考え方をまとめ市に伝えることとした。プレミアム商品券事業のほか、施設整備やイベントへの補助金、専門家派遣などに対する支援についての効果や、別の支援方法についての意見も含め今回意見聴取を実施した。(以下主な意見)
(1)国の交付金事業に関連した意見
今年度実施しているプレミアムデジタル商品券の事業など、国の交付金事業を活用するメニューについては、内容を検討するなどの時間的余裕がないため、事前に意見交換しておきたい。(川崎市)
*プレミアム商品券以外に交付金事業に該当する項目はあるのか(事務局)
→交付金の対象になるのは、エネルギー高騰対策、物価高対策などがある。(川崎市)
*物価高対策に代表されるのはプレミアム商品券だが、エネルギー高騰対策であれば、商業者の厳しい現状を数値にあらわして、それをどう補填できるかをアイデア出ししなければならない。(事務局)
*エネルギー経費がどれくらい上がったかの計算は個店では行っていない。(支部長)
*設備を省エネ機器に更新すればエネルギーの削減につながる(支部長)
*設備補助金は購入が対象だが、銀行からの融資はリースが中心なので活用できない。(支部長)
*補助金メニューの情報が個別の店舗まで届いていない。(支部長)
(2)プレミアムデジタル商品券事業について
*今年度市が実施したプレデジ商品券のように、民間事業者等に委託するものに対しては、市商連が絡む部分が非常に少ない。過去にプレミアム商品券事業に参加する個別店舗への宣伝などで市商連が協力したことがあったが、今回は委託事業者が単体で営業活動を行っている。(事務局)
*市商連に恩恵をもたらす方法としては、市商連会員にインセンティブがあるような制度を見込んでいただく方法が考えられる。(事務局)
*他都市のプレデジ商品券では、小規模事業者限定枠をつくり、スーパーなど大資本にプレミアム分を独占されないような制度を作っているところもある。(事務局)
*プレデジ商品券の手数料を市商連会員の場合安くするなどインセンティブを作る方法を考えるべき。(支部長)
*県補助を使った商店街独自で行うプレミアム商品券はあっという間に完売する。商品券事業の需要創出効果が大きいことは間違いない。(支部長)
*委託業者に手数料がどれくらい流れたか実績を聞きたい。(支部長)
(3)その他の課題や支援方法
*従業員の確保についても課題は多い。求人募集の広告でも、あるものは月20万もかかり負担が大きい。(支部長)
*最低賃金で募集しても人は集まらない。(支部長)
*ふるさと納税について市商連でも絡めるのでは。例えば寄付額の数%を手数料でとる方式にすれば自主財源になる。(支部長)
→川崎市のふるさと納税担当に可能性を探る必要がある
【まとめ】
国の交付金事業については、市が予算要求を行う関係で議論に時間がかけられないため、来年度に向けては、需要創出面において効果が期待できるプレミアムデジタル商品券事業を行うことに市商連は異存ない。ただインセンティブ要素として、利用店舗の区別(例えば大型店と小規模店舗で枠を設ける)や市商連会員への手数料支払いの優遇など実施スキームについて検討を要望することとした。
その他の課題については、さらに議論を進め、できれば経済労働局長との意見交換の場を設けるなども検討する。
◆令和7年度の予算要望(公明党川崎市議団)について
川崎市議会各会派との意見交換会を経て、川崎市の新年度予算に対する要望で、公明党について資料が届いたので概要説明が行われた。
商店街振興策として環境整備やイベント等の活性化振興策の拡充や、街路灯の維持管理費の拡充、アーケード内の街路灯広告の許可を実施することなどについてが要望として挙げられていた。
◆令和6年度書面理事会の結果について
令和5年度市商連決算書の一部修正の議案について諮るため、書面による理事会が実施されたが、その議決結果について過半数の承認が得られた。この内容は各理事に今後報告される。
◆令和7年賀詞交歓会について
令和7年の賀詞交歓会は1月20日に実施されることが決定しているが、準備の進捗状況について報告があった。例年 立食形式だったが今回は着席にて行われることとなった。また、祝辞等では、フロンターレ以外にブレイブサンダース、木下テーブルテニスにも挨拶をお願いすることになった。
◆商連かながわ実施 神奈川県商店街実態調査
商連かながわが実施した県商店街実態調査の概要版が送付されたため内容が説明された。コロナ後の景況感はやや厳しい状況にあるが、徐々に回復している商店街もある。またイベント実施についても可能な範囲で再開している商店街が半数以上あった、などがトピックスとして報告された。
■その他
・商連かながわ賀詞交歓会・商店街役員等表彰式
商連かながわの賀詞交歓会は1月7日の実施で、役員等表彰は知事賞が市商連持田副会長(高津商連相談役)会長賞は市商連安陪副会長(多摩区商連会長)
・川崎市賀詞交歓会・川崎商工会議所賀詞交換会
ともに令和7年1月7日実施予定
・市内統一美化活動実施結果について
川崎市からの結果報告について説明
※資料提供
① 市商連ニュース123号
トピックとして、川崎駅前広域商連実施商店街ツアーの報告とアーケード内街路灯広告についての市の回答状況が記事として掲載されている。
② 前回の議事録
③ 「飲酒運転根絶強化月間」「年末の交通事故防止運動」の実施
④ 中小企業労務管理セミナーの案内
⑤ キングスカイフロントLISE 飲食テナント募集